【ラム】変化に驚く! スミス&クロス

スミス&クロスとは

Haus Alpenz — Smith & Cross Traditional Jamaica Rum  https://alpenz.com/product-smith_and_cross.html

スミス&クロスはジャマイカで作られたラム酒です。

そのジャマイカ産ラム酒をイギリスの企業が買い付け、ノンチルフィルタードで販売しています。

ラム酒の分類については数種類ありますが、当ブログにおいては「イギリス系」 「フランス系」 「スペイン系」に分ける方法を採用したいと思います。

ラム酒の分類については、後日改めてまとめようと思っています。

今回のスミス&クロスは「イギリス系」に当てはまります。

イギリス系ラム酒の特徴は、ウイスキーに似た製法で作られている所で、味わいもウイスキーに似てくると言われています。

その中でもジャマイカ産のラム酒はエステル香と言われる独特な香りや溶剤臭が強いことが特徴で、インパクトのある作りになっています。

非常にマイナーなラム酒ですが、チャレンジしていきますよ!

香りを確かめる

きました。ガッツリ溶剤の香り、さとうきびの青々とした植物の香りがします。

収穫された後のさとうきび畑、折れた茎や葉っぱが散らばっていて香りが立ちこめる中にいるような、パワフルな香りがします。

思わず、飲むの身構えてしまうような、強い香りですが負けずに飲んでいきたいと思います。

味を確かめる

ストレート

お、きたきた!香りと同じ青い若草、さとうきびの青々とした味が。このまま口全体に広がって・・・

・・・あれ?

あれえええ!!!!

バニラです。バニラの甘さと華やかな香りに変わりました。そしてそのまま穏やかにいい香りのままの余韻が続きます。

この変り方には驚きました。                                      あれだけ若さを感じる強烈な香りぷんぷんに漂わせておきながら、実は穏やかで優しい大人の味わいでした。

ギャップに萌えました。

加水

少しだけ加水をしてみました。

香りは変わらず強烈な香りが立ち上ります。

味は、香りからきている若草の感じが抑えられて、最初から甘さを感じ、ナッツや穀物のような香ばしい味わいも出てきました。

後半はアルコール感がありますが、それでもストレートと比べても飲みやすくなっています。

ソーダ割り

ソーダで割ったことで少し香りが抑えられ、このラム酒の持つ味わいを鮮明に感じ取れるようになってきました。

味はどんどんマイルドになっていきますが衰えず、滑らかスムースで上品な甘さを感じます。

このラム酒の持つ強い香りの個性とマイルドになった味わいが上手くマッチして、トロピカルフルーツのような味わいも感じられるようになりました。

それにしても香りが独特で強烈ですが、今までと少し変化があって、今度は森の中にいるようですね。

しかも森林浴~マイナスイオン~みたいな落ち着く日本の森ではなく、熱帯雨林のいつ獣が襲い掛かってくるか分からない! うっそうとした危険な森の中を探検している気分になります。

まとめ

驚くこと間違いなしの、強烈インパクトなラム酒です。

その反面、味わいは非常にまろやかでバニラを感じさせる上品なスコッチウイスキーのような感じです。

後から確認するとアルコール度数が57%でしたが、それを感じさせないほど香りと味わいに特徴がありました。アルコールのピリピリとした刺激も全くありませんでした。

しかしその独特な香りによってハードルが高くなり、飲むことすらムリな人も沢山いるでしょうね。

ラム酒まウイスキーと比べて未知のお酒という印象が大きいですが、その中でも特徴的なこのラム酒は、新しいタイプのお酒を求める人にはピッタリです。

スミス&クロス

  • 輸入元 並行輸入
  • 容量 700ml
  • アルコール度数 57%
  • amazon価格 ー
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