【ウイスキー】フロム ザ バレルを飲んでみる

フロム ザ バレルとは

フロム ザ バレル1985年にニッカウヰスキーから発売されたブレンデッドウイスキーです。

モルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後に再度樽に詰め直し、追加熟成を行う「マリッジ」という製法とアルコール度数51%で瓶詰めされることが有名ですね。

フロムザバレルの特徴として、発売から35年以上経っていますがニッカのメインブランドであるブラックニッカや竹鶴に比べて話題が非常に少ない商品です。

話題になると言えば、Amazonでたまに希望小売価格で発売されたり、ふらっと立ち寄ったスーパーで定価で買えた!ってなることぐらいではないでしょうか。

パッケージのリニューアルも無く、フロムザバレルに関連した限定品の発売等も無い中で、品薄傾向ですが常に一定程度には市場に供給し続けられている安定感。

このような地味なのに人気のある商品こそが細く長く市場に残ってくれるのかなぁと思っています。           

香りを確かめる

ブラックニッカシリーズと比べてもアルコール感は抑えられて、バニラの香りの方が強く感じます。      

ナッツのような香ばしい香りも混ざっています。

前評判の高いフロムザバレルですが、香り立ちはそこまで高くないですね。これはブレンデッドウイスキーの特徴なのでしょうか。まだ分かりません・・・。

味を確かめる

ストレート

最初にバニラアイスのような強い甘さが感じられ、その後直ぐに一瞬だけ木の感じが現れます。これが「樽感」と言われるものでしょうね。今後この言葉を使えるように覚えておきます。

その後に、華やかなはちみつのような甘さがジワーと続いていきます。 

初めにアルコール度数の高さから来るインパクトの強さを感じる一方で、終わりが華やかまろやかで優しい味わいにギャップを感じて、ウイスキーって面白いと感じさせてくれます。

加水

ニッカシリーズで気に入っているニッカオススメの加水です。

濃厚です。鼻に抜ける感覚を強く感じ、その度にバニラの風味と甘味を感じます。

しかし、後味はストンと途切れるように短くキレが良いです。まるで喉を通らず鼻の上から消えてしまったかのような感覚で、喉の奥がアルコールで熱くなるようなあの感覚はありません。あれ?ちゃんと飲み込んだ?と錯覚してしまうくらいには驚かされます。

一方で鼻からはずっと良い香りが抜け続けます。                              香りの弱さを思うと不思議な感覚を覚えますね。ストレートの香り立ちの弱さはこれで補って!と言っているようです。

ハイボール

ハイボールでは、うん。しっかりフロムザバレルの力強さが残っています。

ストレートで感じた樽感、木の感じが残っていますが、その樽感とバニラのような甘味が同時に感じられることで、砂糖が加わった紅茶のような甘くて香り高い味わいに進化しています。

今まで飲んだブラックニッカシリーズとはまた異なった、上品な味わいを感じることができますね。評価が高い理由が分かります。

一緒にスペアリブと合わせてみました。                                      フロムザバレルの濃厚な味と、スペアリブの旨味たっぷりな肉の味わいがちょうどマッチしてお酒も料理もどちらもおいしくいただけます。

飲みすぎ、食べ過ぎに注意ですね。

まとめ

51%のアルコール度数がなせる技なのか、非常に濃厚な甘さを感じられて満足です。

今日本では新しいウイスキーが次々に発売され、新しい時代が開けている最中ですが、フロムザバレルのような地味だけど、歴史のあるとてもおいしいウイスキーが無くならないでほしいと思いました。

(まだウイスキーのことよく知らないけど)

フロム ザ バレル

 

  • 発売元 ニッカウヰスキー
  • 容量 500ml
  • アルコール度数 51.4%
  • 参考小売価格 2,400円(税別)
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